学校を卒業し大人になった皆さんのなかには、社会人になってからも勉強した経験がある方も多いでしょう。「勉強をやった方がいい気持ちはあるんだけども…。」と思いつつ、なんとなく毎日を送っている方もいるかも知れません。
実は、大人になってから勉強しない割合が7割程度というデータがあります。
勉強しないのは何らかの理由があります。
今回は大人になってから勉強しない原因についてみていきましょう。原因を知ることで、状況に合った対策をたてることができます。それでは、参考にしてみてください。
1.仕事や子育てに忙しくて時間がない
1つめは、仕事や子育て・家事に時間を追われている理由です。
目の前の作業をこなすことで精一杯で、一日終われば疲労困憊です。
勉強する時間なんて捻出できないのも無理はありません。
また、仕事や子育てに費やす労力はアウトプットの力が大きいです。
アウトプットはとても重要で大切なことですが、アウトプットの質を更に高めるためには質の高いインプットも大切です。情報は月日が経つにつれ、どんどん更新されていきますので、定期的に新しい知識や情報を取り入れることが重要です。
そのインプットの時間。
このインプットの時間を中々取れないと感じてる方が、私の周りにも多々います。
その方たちにインタビューしてみると「勉強はまとまった時間が大切だ。」という思いを強く持っていました。
確かにまとまった時間で勉強することが向いている内容もありますが、逆に短時間でインプットした方が効率が良い勉強もあります。
そういった勉強をスキマ時間やながら時間を使って勉強していくおすすめです。
例えば
- トイレの前に覚えたい事を貼っておく
- 料理している間に動画を見たり音声を聞く
- 通勤中に音声でインプットする
など、スキマで勉強できる方法があなたの生活にも1つは見つかるはずですよ^^
一日5分でもちりも積もれば山となる!です!
2.お金がない
1つめは、勉強を新たに始めるとお金がかかるという思いから中々一歩を踏み出せないという理由です。
大人の勉強は自己投資であると言われますが、その意味は「新しい知識や情報を仕入れてリターンを期待する」という部分が大きいです。リターンといってパッと思い浮かぶのは、やはり収入面です。
本題の「自己投資にはお金がかかる」という悩み。
結論から言うと、コスパ重視でも勉強は出来る!です。
例えば、インターネットや動画サイト。
インターネットや動画は娯楽コンテンツの側面が強い印象も持たれていましたが、ここ数年では、本気でタメになる・勉強になる内容もたくさん出てきています。
他には本。
新刊書が高くて買えない場合は、古本屋で新古書も置いてあったりします。
最後は、図書館。
図書館は無料で利用できますね。
勉強スペースもあるので、時間を決めて集中できる環境として最適です。
いかがでしょうか。
低コストでも勉強を始められる環境は、あなたのすぐそばに実は潜んでいます。
3.そもそも何を勉強したらいいのかわからない
何を勉強したらよいのか。何かの役に立つのか。
子供の頃は与えられた課題をこなしてきました。
勉強しなくてもテストの点も悪くなかったので困ることがなかったのでしょう。
小学校から高校までは、進学するための勉強でした。
テストで良い点を取れば良かったのです。
大人になってからの勉強は目的ではなく手段です。
自分の視野を広げるために勉強します。
しかし「何を勉強したらいいかわからない」場合は、着手するスタートから悩んでしまいますよね…。
そんなあなたにおススメなのは、「疑問に思ったことをインターネットで検索してみる」です。人に聞いたら早い問題もたくさんありますが、あえてそこを検索して調べてみます。
すると、自分で検索すると納得のいく答えが見つかるまで検索を行うことになるでしょう。
これが勉強の始まりです!簡単ですよね(笑
だんだん繰り返していると、いつの間にか検索癖がついていき、また何が分からないのかが分かる自分に出会えるチャンスにもなります。
ぜひ試してみてください。
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4.勉強する必要性を感じていない
例えば、自分の仕事が十分に回っており、昇給も勉強なくして作業重視である場合、特別に勉強を行うことの必要性がない場合もあるでしょう。
正直、自身が勉強の必要性を感じていないのであれば、私は無理に勉強をおススメしなくてもいいと考えています。
しかし、どうしても勉強の必要性を感じない方を説得しなさいというミッションを与えられたとするならば、現状が永遠に続く保証はない、という点を伝えるかもしれません。
本当にこの1か月に起こったことですが、私の友人で1か月前に会社から急に倒産の旨を伝えられ、もう数日でその職を失う状況に立っている人間がいます。
仕事に何も不満はなく、ポイントを押さえれば機械的にこなせるものだったので特別に勉強していませんでした。30歳で年齢的にもまだチャンスはありますが、フレッシュ採用が通じるには厳しい状況と言えます。そこで彼が言っていた一言は「俺にはスキルというスキルがない…。」でした。
この一言を聞いて私も胸が苦しくなりましたが、彼はそこで「あぁ。資格でも何でも取っておけば良かった。気になることは実際無くはなかった。」と本気で気が付いたんですね。もし彼がその気になっていた資格を取っていたとしたら、現実的に仕事探しがもう少し楽になっていたかもしれません。
備えというわけではありませんが、勉強し知識やスキル・実力をつけておくことは、本当にあなたの現実に予想外のマイナスの出来事が発生したときに役に立ってくれます。
5.勉強が嫌い
嫌いな理由は様々ですよね。
- 親に口うるさく言われていた。
- できていないところをバカにされた。
- わからないできないの負のループ。
など…トラウマのように胸に突き刺さっている方も中にはいらっしゃるでしょう。
このように環境的な要因が、勉強嫌いな自分を作ってしまったというケースは少なくないのです。
辛い現実は、大人になると…自己責任になってしまうことです。
小さい頃、学生の頃、まだ成人していない頃は、百歩譲って周りのせいにできました。
が、それが出来ないのです。
辛いですね…泣
そんな状態から勉強をする自分に変えるためにはどうしたら良いか?
それは「小さな成功体験」をすることです。
嘘のような話ですが、人はどんなに小さなことでも成功はプラスの感情として脳に伝わります。これが積み重なると、抵抗感がなくなっていくのです。
なにも勉強は机に向かって読み書きするだけではありません。
小さな目標をクリアすること、ここからでOKなのです。
- 部屋の一部を片付けよう。
- 朝10分早く起きて、スマホの勉強アプリを開こう。
- 昼休憩は、始まる15分前のうち5分だけ、単語を眺めよう。
冗談抜きでここからスタートです。
できたら自分自身を「おお、やったな。できたよ。えらいよ。」と褒めます。
この小さな成功の積み重ねていくと、目標を少しずつ挙げても達成できる自分へと変身させることができますよ!
ポイントは、目標を高く設定し過ぎないこと。
理由は単純。誰だって「あ、難しいな。」の気持ちが重なったら心が折れるからです。(私がそうです。笑)
まとめ:外的要因も多い
大人になってから勉強しない原因は以下の通りです。
- 仕事や子育てに忙しく時間がない
- お金がない
- そもそも何を勉強したらいいのかわからない
- 勉強の必要性を感じていない
- 勉強が嫌い
今回は、5つ挙げてみました。
学生時代とは違い、誰かに課題を与えられたり強制されたりするわけではないのが大人の勉強です。
あなたが勉強出来ないという状況を打開したい場合は、今回紹介した原因と対策も多くの知識の中の1つとして参考にされてみてください。
あとは
「必ず、やればできる!」
この気持ち、本気で自分にもってみてくださいね!