大人になってから取り組む勉強の目的は様々ですが、
私の場合、資格取得のためがメインテーマでした。
社会人になると、どうしても仕事や家事、
自分の私生活を全て自分でやらなければならないですよね…。
さらには会社のチームワークタスクや育児など、
自分以外の関わりに責任をもつ時間がどんどん増えていくので、
正直、「勉強に使える時間なんてない!」
と悩みが増えていく一方なんじゃないでしょうか?
そんな忙しい状況で生きているわけですから、
どうせなら一回のノート作りだって効率的で記憶に残るものを作りたい…。
というわけで、今回のテーマは、
記憶に残すことに特化した超省略ノートの書き方について紹介していきます。
私はIT分野に関わっていきていますが、
基本情報の資格試験に役立った方法です。
(というかどの資格でも使えると思います。)
ぜひ参考にしてみてください。
ノートの目的は覚えること!
あなたにとってノートを作る理由ってなんでしょうか?
「覚えたい、頭の中に記憶したい。」
おそらくこれが最も大きい理由なのではないかと思います。
こと資格試験においていえば、試験日が決まっています。
なので、その日までに頭にインプットさせ、問題に必要な知識を出来るだけ素早くアウトプットできるようにする。
ここが一番重要で必要なコトです。
なので、ノートを「記憶の補助装置として活躍させる。」
これだけしっかり役割を果たしてくれれば、
じっくり作り込むことは必要ない、と私は感じています。
超簡略ノート術5つのポイント
それでは、超簡略ノート術5つのポイント紹介していきます。
1.要点”だけ”をキーワードで。
ココが一番一番大切なポイントです。
基本的には、参考書や教科書と問題集をド中心に勉強していきます。
「え?全部要点に見えるけど?」
って気持ちになったかもしれません。
が、ノートに書くのは
特に覚えにくかった・理解しにくかった点だけを
キーワードで残すことに専念します。
これをする効果は、最優先に覚えるべきことだけが頭にダイレクトに入る。
そして、関連付けて記憶を広げることが出来るようになるからです。
イメージとしては、会話で
「あれ…あれだよ…なんだっけ?ほら!あれ!」
「え…なに。あー、●●?」
「そう●●!それそれ!」
と、アハ体験のように思い出したい単語を思い出すと、
それに付随して●●に対する知識が枝のように広がり思い出す。
こんな感じです。(伝わりますか…?汗)
思い出せそうだけど思い出せない…。けど、思い出した。
これを繰り返すと、
「あれ?なんだっけ?」と疑問に思ったとき、
だんだんとノートを見返さなくても、
単語を思い出すとそれに関連する知識が広がるようになっていきます。
ただし、計算問題など
論理的に解かなくてはいけない問題で苦手だったものは、
ヒント多めに残しておいた方がいいです。
小説の一場面を鮮明に思い出せる、
なんて経験をした方もいると思います。
人はストーリーというものと相性がいいので、
「あーこういう展開でこうなったのか」と繋がって見えるようにするといいでしょう。
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2.1ページ1テーマ
よく言われることですが、これも重要です。
人の脳は、同時に覚えられることは3種類まで、なんて言われていますが、色んな話題が視覚に飛び込んでくると、逆に分かりずらくなります。
極端ですが、
【 12938784 】
と数字を並べられるより、
【 1 】
だけの方が覚えますよね?(極端すぎか…笑)
できるだけ1ページには、シンプルに1つのテーマにするといいです。
1も実践していれば、
超短時間で自分だけの苦手で覚えるべきリストに仕上がっていきます。
3.多色はNG
ノートをカラフルに仕上げると、キレイになるので気持ちいいですよね。
しかし、多色を使うということは、
- ペンを買う時色選びに悩む。
- ここ何色にしようかな、と使う色に悩む。
- こだわりがでてきて、気に入らないと必要以上に時間がかかる。
- どこが重要か、最終的に自分が分からなくなっていた。
- 色が多いので、重要度の優先順位に対する感覚が少し鈍くなる。
と、実は効率化を重視する場面では、デメリットもぽろぽろでてきます。
超効率化・超省略ノートでは、いかに手間を省き、少なく絞るかがポイント。
私の場合、勉強していく中で厳選された3色は赤、青、黒。
王道ですね。笑
一番重要なキーワードを赤、その補助となるキーワードを青、メモ書きは黒。
これくらいにするとスッと入りやすくなりました。
4.ノートを詰めて書かない。
1を意識しているとほとんど起きない現象ですが、
私がもっともノートと仲良くなかった時、隙間なく詰めて書いていました。苦笑
果てには、余白までぎっしり書いて「いや、よく頑張ったわー。」と。
次の日には、記憶の補助だったはずが、
目に入る補助が多すぎて頭の中がごちゃごちゃになり、
もっと絞ってノートを書き直す羽目になっていました。笑
情報量が多いということは、頭の中の点々とした情報が入り乱れている状態に近いです。
すると、思い出す際に、線を繋げるのに時間がかかり、
結局は時間がかかったり、パンクしてしまうイメージです。
点と点が1対1であればスッと繋げればいいだけなので、パッと思い出せます。
ながーい点が一度つながる。
すると、既に繋がっているので、全体的に思い出し、
走ってきた線の途中にあった点がぽつぽつ浮かび上がり、
繰り返すとその点の量が増え、浮かび上がるスピードも速くなる、というわけです。
5.ルール化する
簡単なルールでいいです。
ルールを作ると、規則性が生まれて記憶を思い出すリズムが生まれます。
私の場合、色んなノートを試した結果、
コーネル式が一番記憶の映像として浮かび上がりやすく、
関連して思い出しやすいとわかりました。
なので、コーネル式ノートのルールにしたがって、書いていました。
(といっても、ほとんどキーワード…。笑)
コーネル式ノートをざっくり説明すると3つのスペースに分けて、
- キーワードスペース(一番広い)
- メモスペース(思い出す手助けとなる簡略化されたメモ)
- まとめ(このページのまとめ文。)
こんな感じで構成されているものです。(この記事の図は見やすいです。)
このルールに従っていたので、
どんな風に書くか迷うことは一切なく、
必要なことだけ頭に流し込むことができました。
まとめ:最終的な記憶場所は「頭の中」を意識!
ノートを作るのって正直、私も楽しいタイプなのですが、
資格試験ではそのノート持っていけないです…泣
試験では、目に映った問題から
必要なキーワードを少しでも早く頭から検索し、
関連情報を繋げることが、すごく大切なことです。(Googleみたい。)
なので、参考書・教科書、問題集をメインに何度も目に移す。
そして、補助装置としてノートを使えるようにする。
と、こんな感じの勉強の仕方が一番記憶に残りました。
補助なのであくまで超省略的にノートをつくればいいんです!(と思ってます。)
ぜひみなさんの試験合格や、勉強の壁突破の1つのアイデアになったら…!
一緒にがんばりましょう!