大人のとれんでぃ

大人になって「あ、あまり世の中のことに興味持っていないな…」と焦った時にちょっと世の中の新しいことが分かるブログ。

いぶりがっこ作り方/自宅で作れる?燻製は必要?本場の作り方は?

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家庭でも作ることが出来る「いぶりがっこ」も意外と美味しい。

 

今でこそ広く知られるようになった

いぶりがっこ』ですが、そもそもは

秋田県伝統的な大根の漬物で陸内部で保存食として作られていました。

 

燻製の香り口に広がるのが堪らない

という人も少なくないようで、

いぶりがっこを置いているのみ屋も

よく見かけるようになりました。

 

このいぶりがっこ、家でもつくれます!!!

 

いぶりがっこの作り方/超簡単解説!

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市販の沢庵(たくあん)を使った、

簡単な作り方を紹介します。

 

先ず、市販の沢庵を袋から出して、

風に5時間くらいあてて水分をとばします。

 

風にあてるのが厳しいようであれば、

サランラップをかけずに冷蔵庫に入れておくのでも大丈夫です。

 

水分をとばした沢庵を、

ホームセンターなどで売っている燻製器で燻製開始。

 

30〜40℃を目安に1〜1時間半ほど燻します。

その後、熱を取ってから半日ほど冷蔵庫で寝かせたら完成です。

 

簡単です!試してみてください。

 

いぶりがっこを作るとき燻製する必要ある?しなくても良い作り方ある?

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いぶりがっこいぶりとは燻りという意味です。

 

いぶりがっこ」とは秋田弁で、

いぶり=燻り、がっこ=漬物という意味だそうです。

 

ですから、燻りがなければ、普通に漬物を指すことになります。

燻ってこそ、いぶりがっこですね。

 

いぶりがっこの「燻り」はどこからきた?

いぶりがっこの「燻り」は

生活の知恵からスタートしています。

 

秋田県の陸内部の山間地では降雪が早い特徴があります。

 

そのため、漬物を作るのに

屋外で大根を天日干しが出来ないため、

室内に干し囲炉裏の火で水分を飛ばした、

この生活の知恵からきたものでした。

 

なんちゃって いぶりがっこ は簡単につくれちゃう

もともとは、干して水分を飛ばすという

生活の知恵から発想を得ているいぶりがっこ

 

だったら、干して水分を飛ばせば、

なんちゃって いぶりがっこ はつくれちゃいます。笑

 

スモークチップを使うのは抵抗がある人は、

市販の沢庵を天日干しにして

水分をある程度とばして食べることで

「なんちゃって いぶりがっこ」の気分が味わうことができますよ。

 

あの"いぶした感じ"が好きである場合は、

やはりちゃんとスモークした方がいいですね。

 

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いぶりがっこの本場の作り方を教えてー!

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いぶりがっこ

秋田県山間地の保存食ですから

囲炉裏で水分をとばします。

 

自宅で作る「いぶりがっこ」は、

いぶりがっこにするために

漬けてあった沢庵の水分をとばしました。

 

しかし本場、秋田では、

漬物にするために大から水分をとばすために燻します。

 

この段階で違いますから、

本場の味にハマっている人には

自宅で作るために紹介したレシピは物足らないかもしれません。

 

本場、秋田でのいぶりがっこの作り方

本場の秋田県では

どのように作っているのでしょうか。

 

いぶりがっこの本場、秋田県では

囲炉裏のある室内に大根を吊し干しにして乾燥させます。

 

今は、燻製専用の小屋があって、

そこで2日以上、昼夜を通して燻すそうです。

 

しんなりとキツネ色に干し上がったら、

米糠と塩で約40日間ほど漬け込んでいきます。

 

この糠床も、各家庭の好みで漬け込まれていたようです。

本当の『お袋の味』ですね。

 

まとめ

いぶりがっこの本場、

秋田県陸内部の山間地は降雪が早く、

日照時間も少なく気温も氷点下という過酷な環境だそうです。

 

冷蔵庫も無く、

交通の便が悪かった昭和初期までは、

食べ物を確保するのも厳しい状況でした。

 

そのような環境でも

生き抜いて行くための知恵が

いぶりがっこという保存食を生み出しました。

 

東北地方の郷土料理として有名なのは、

鍋料理が多く、秋田県のきりたんぽ鍋、

山形県の芋煮鍋、青森県せんべい汁、どれも保存食です。

 

生き抜く知恵が詰まった食ですが、

食物が豊富な現代だからこそ、

感謝しながらいただきたいものです。