ナスは焼いても煮ても揚げても美味しく、野菜の中でも人気が高い食材の1つです。
私は昔、ナスが嫌いだったのですが、ナスを好きになってからは、かなり頻繁に食べています。
そのため良く料理でナスを使うんですが、そのナスの切った断面が黒くなってしまったり黒い斑点のような粒のようにぶつぶつして、ちょっとこれ大丈夫か…?と心配になったことがあります。
結論からいうと、基本的には大丈夫です。
今回の記事では、私のように不安になった経験があるだろうあなたに、そのなすは食べて大丈夫なのか?!詳しく解説していきます。
ナスの断面が黒いし、ぶつぶつあるけど食べても大丈夫?
ナスを切った断面、黒かったり、黒い斑点でぶつぶつしていることがあります。
このナス、食べて大丈夫でしょうか?
結論から言えば、全く問題はありません。
ナスの断面が黒くなってしまうのは?
まず切ったナスの断面が黒くなってしまう場合です。
これはナスに含まれているポリフェノールオキシターゼという酵素の働きによるものです。このポリフェノールオキシターゼは空気に触れると酸化をしてしまいます。
その結果、ナスの断面が酸化をして黒くなってしまいます。
ポリフェノールオキシターゼですが、難しく感じますがこれはアクのことです。
ナスに限らず、ごぼうやりんごも断面がよく変色をしますが、それもポリフェノールオキシターゼの働きによるものです。
ナスの断面の変色を防ぐ場合には塩水につけておけばOKです。
ナスの断面の黒いぶつぶつとした粒・斑点は大丈夫?
また同様に、ナスの断面に黒い斑点がある場合もあります。
これは、ナスの種子が黒くなったものです。
ナスの種子は時間が経つと水分が抜けて黒く変色をしてしまいます。
なので、黒くなったとしても食べることには問題はありません。
ただ黒い種子は時間が経っており、ナスの鮮度が落ちている証拠ですので、できるだけ早く食べるようにしましょう。
このようにナスの断面に黒い箇所が見えても基本的には問題はありません。
ですが時間が経ち過ぎて、ナスの実の部分がぬめりや柔らかくなり過ぎている場合には、それはナスが傷んでいる可能性があります。
その状態のナスを食べるとお腹を壊す可能性がありますので避けるようにしてください。
ナスの食べ方で栄養を効率的に摂る方法は?
ナスには栄養がないとよく言われますが、実際はそんなことはありません。
確かにナスの93%は水分であり、栄養価は決して高くはありません。
しかし、ナスには食物繊維やカリウム、葉酸、ポリフェノールなどの栄養素が含まれており、食べることによって栄養を摂取することが可能です。
そこで、栄養を効率的に摂取するおススメの食べ方があります。
それは、皮ごと使った料理で食べることです。
ナスの栄養を効率的に食べる調理方法
ナスの栄養を効率的に摂るには以下のことを意識するようにしましょう。
・皮ごと食べる
ナスに含まれている食物繊維やポリフェノールは皮に多く含まれています。
なので、ナスを食べるときはできるだけ皮ごと食べるようにしましょう。
ナスの皮が固くて食べにくい場合には切れ込みを入れると食べやすくなります。
そして通常より火を通すようにすると皮も美味しく食べることができますよ。
・水に長時間つけない
先ほどナスの断面の変色を防ぐには塩水につけると良いと紹介しました。
しかし、ナスは水に長時間つけていると、水溶性であるビタミンや食物繊維が水に溶け出してしまいます。
なので、長時間水につけることはせずに、できるだけ早く調理に使うようにしましょう。
まとめ
ナスの断面が黒くなっている場合、変色をしているのはナスに含まれているポリフェノールオキシターゼによるものです。また、黒い斑点の場合は、時間が経ったことによる種子の変色です。
どちらも食べることには影響はないので、安心して食べて大丈夫です。
ナスを食べる際には、皮ごと食べたり、水に長時間つけないことで栄養を効率的に摂取できます。
ぜひナスを美味しく食べて、栄養を効率的に摂取してくださいね。