大人のとれんでぃ

大人になって「あ、あまり世の中のことに興味持っていないな…」と焦った時にちょっと世の中の新しいことが分かるブログ。

横須賀で無人運航船が実証!無人運航の安全性は?リスクは?未来は?

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2022年1月11日、横須賀市猿島

無人運航船の実証実験が実施され、

成功したとの内容が発表されました。

 

発表したのは「日本財団」です。

同財団は過去、「財団法人日本船舶振興会」という名称でした。

 

この公益財団法人は、

公営競技となる競艇の収益金をもとに

海洋船舶関連の事業支援や

様々な公益事業を展開している公益財団法人となります。

なぜ無人運航船が必要なの?安全性は大丈夫?

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無人運航船が必要なワケ(理由)

現在、日本国内では少子高齢化に伴い

様々な業種で人手不足が囁かれておりますが、

船舶に関わる船員も半数以上が

50代以上と大きな問題に直面しております。

 

そのため様々な船舶メーカーが

無人運行船の開発を進めている現状があります。

 

 

 

同財団においても

船員不足問題の解消に向け

2020年より「MEGURI2040」と呼ばれる

無人運行船の開発プロジェクトを進めています。

 

今回の実証実験は小型観光船を想定対象とし、

離桟から着桟までの一連の航行を自動で運転する内容でした。

 

国内の旅客船船員は、この20年で

約1万人から7千人へと3割減少しており、

革新的な技術が導入されない限りは

船員の負担が増えていくだけの状態でした。

 

そのような背景もあり、今回の実験成功は

船員不足の解消に向けた大きな一歩であると言えます。

 

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無人運航の安全性は?

無人運航の安全性向上に向けて

ガイドラインをもとに

日々研究を重ねています。

 

本研究は、日本財団無人運航船の実証実験に係る技術開発助成プログラム(MEGURI2040)」と連携し、個々の実証船舶に係る安全評価を行い、その際、安全レベルやその評価手法の開発を含む各種課題の解決を図ることとしています。

資料『「MEGURI 2040(無人運航船)に係る安全性評価等事業」の開始について

 

こうした動きを受けて、国際海事機関(IMO)は、2018 年 5 月、自動運航船に対する規制の枠組みに関する検討を開始した他、2019 年 6 月、国際航海を行う自動運航船の実証試験を安全に実施するための原則などを定めた暫定指針を策定した。 

資料『自動運航船の安全設計ガイドライン 令和2年12月 国土交通省海事局

 

自動運行船は、すでに研究開発段階を脱し、社会実装(実用化を目指して開発するだけでなく、実際に利用される状態)の段階に入りつつあるという。具体的には、衝突回避システムに関して、実海域での実証試験や実航海がなされ、いずれもリスク評価またはリスクマネジメントに取り組んでいることが指摘されている。

資料『「自動運航船の実現とリスクへの対応」羽原敬二(神戸大学) 

 

すでにイメージの段階では

なくなっていることが伝わるかと思います。

 

今回の無人運航船の実証は、

世界初の成功ともいえ、

本当に大きな1歩を踏み出したといえるのです。

 

 

では、自動車でも自動化が騒がれている昨今、

船の自動運行についても

世間では知られていないながらも進んでいたのですが、

無人運行船にリスクは隠されてはいないのでしょうか?

 

無人運航船のリスクが懸念されているその理由

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まずは建造にかかる費用が莫大になることが見積もられることです。

 

大型船になるほど制御が大変でしょうから、

装置も大掛かりなものが必要となるでしょう。

 

特に強風時の接岸など、

船が大きく揺れる場合には

大きくなればなるほど制御が困難、

自動運転で岸辺に被害を与えずに

接岸できるのかには疑問がもたれるところです。

 

実際のところ海外では

「自動運行は小型船には適するだろうが、

大型コンテナ船の自動運行は当面難しい」

と発表している船舶輸送会社もあり、

大型船での実現は当面は叶いそうにありません。

 

また自動運行では

サイバー攻撃を受けるリスクもあります。

 

従来の船よりも情報通信技術を

使うことが多くなることからも、

制御系を乗っ取られてしまうというリスクがあります。

 

電車では自動運転が

昔から存在していますが、

完全無人であるが故に

緊急時の事故が防げれなかったということもありました。

 

仮にハッキングを受けた場合、

船は縦横自在に動きますので

制御が効かなければその分

大きな被害に繋がるリスクも含んでいると言えますね。

 

ただ、リスクばかりに着目していたら

明るい未来は訪れないのも事実。

 

無人運行船が普通に海や川を走ることで

我々の生活はどのような便利さを受けることができるのでしょうか?

 

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無人運航船はどんな未来が期待できるかまとめました!

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まずは離島に暮らす人々が、

今までより本土へ訪れるタイミングが

増えることではないでしょうか。

 

無人のため、昼夜問わず

24時間運行することもあるかもしれず、

新たな観光スポットや産業地区としての

開発が進む可能性があります。

 

また海難事故の8割ほどが

ヒューマンエラーと言われている中、

AI技術を駆使した自動航行が普及すると

事故の減少についても大きな期待がもたれます。

これは自動車の自動運転においても同じと言えますね。

 

いまだに船舶輸送は

世界中でも盛んに行われている中、

事故の減少や船員不足の解消に繋がる自動運転は、

結果的に物流・それに関わるコスト、

また交通手段としての循環が良くなり

様々な面で便利さに繋がると言えます。

 

そのため日本財団では、

無人航行を実現することが

日本の循環を良くする」こと

に繋がると考え「めぐり(循環)」を

語源としたプロジェクトを立ち上げたという経緯があります。

 

また観光船でも自動運転が実現されれば、

例えば離島にわたる便の増便、

運賃が安くなる等メリットも考えられ、

観光業面においても人の往来の増加によるメリットが出ると考えられます。

 

まとめ

自動車と比べると規模も大きく、

水の上という不安定な場所での運行となることから

まだまだ実現化には長い道のりかもしれませんが、

人手不足解消と経済の活性化の両面が狙える

可能性が高い無人運行、そう遠くない未来に実現することを願いましょう!