大人のとれんでぃ

大人になって「あ、あまり世の中のことに興味持っていないな…」と焦った時にちょっと世の中の新しいことが分かるブログ。

植林活動の脱炭素社会以外の目的とは?効果や問題は?日本の活動状況

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植林活動の目的には脱炭素社会の実現以外に

  •  商材としての木材を生産するため
  •  環境の保全

が挙げられます。

 

脱炭素化社会という言葉が

近年よく聞かれるようになりました。

 

地球温暖化が進んでいると言われる近年、

その原因は二酸化炭素の排出量が増加していること

この説が強くいわれています。

 

地球科学者で現在アメリカブリンストン大学の

研究員である眞鍋淑郎さんは、60年ほど前に

二酸化炭素による地球温暖化が進む説を提唱し、

2021年にノーベル物理学賞を受賞され日本でも大きな話題となりました。

植林活動の目的とは?脱炭素社会意外にも目的があるのか?

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地球温暖化を抑止するため、

日本でも2050年までに「カーボンニュートラル」と呼ばれる

二酸化炭素の排出量と吸収量を差し引いてゼロとする政策

2020年に打ち出し、実行に移しています。

 

テレビでもよく流れている

「電気自動車=EVへのシフト化」には、

ガソリン車による二酸化炭素排出量抑制のため

という大きな目的があるのです。

 

「植物には二酸化炭素を吸収し、

 酸素を排出する光合成機能が備わっている」

 

これは、小学校の理科で学んだ記憶があると思います。

植林の目的の一つにこの「二酸化炭素の吸収」があります。

 

それに加え、建築や家具など古来より

日本で営まれてきた商業用途向け目的の植林

そして環境保全目的に植林が実施されていることとなります。

 

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山を大事にすることは海も大事にできるということ?

2021年7月に静岡熱海で発生した土砂崩れは記憶に新しいと思います。

 

原因と思われるのは

ソーラーパネルを設置する目的で

山を切り拓いたことと考えられています。

 

日本では古来より山をむやみに開墾すると

土を固めている木の根が取り払われてしまい、

結果土砂崩れの可能性が高まると考えられてきました。

 

また山の環境を保全することで、

結果的に海の幸が豊漁となる

ということも言われてきています。

 

これは、雨水が土中の栄養分をたっぷりと含み

地下水となって海に流れることで海洋生物の栄養分となる、

というサイクルを意味するもので、否定はできないと思います。

 

林は非常に重要な活動

様々な都市開発などが進むにつれて

森や山の開墾が行われてきました。

 

地盤が荒らされることによる自然災害の発生、

また生態態系の破壊などにもつながることから、

国土保全の観点においても

植林は非常に重要な活動となるのです。

 

では、その植林活動は

実際に効果を出しているのでしょうか?

問題点などはないのでしょうか?

 

植林活動は、目的に対して効果を出しているのか?問題点はないのか?

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植林活動は短期的な効果よりも、

長期的な効果を狙って行われると言えます。

 

植林を行うことで、

土壌の炭素は少しずつ増加していくこととなります。

 

いわば植林された樹木を介して

土中に炭素を蓄積させていくことになりますね。

 

樹木はやがて枯れてしまいます。

しかし土中炭素は着実に蓄積されていくこととなります。

 

つまり長期的な視点で、

森林全体の土中に蓄積させる炭素量を増やすこと、

この積み重ねこそが目的となっているのです。

 

現状では、短期的な効果はまだ出ていない状態です。

 

しかし人間が、化石燃料の有用性を発見し産業革命が起きてから200年。

 

二酸化炭素を吐き続けてきた歴史からすれば

まだ始まったばかりのため、

効果を期待するのはこれからであると言えます。

 

ただ、むやみやたらに植林するのも考えもの。

 

カナダの研究者が発表した内容では、

地球の全耕作地に植林しても効果は薄い

という研究が出されています。

www.afpbb.com

 

ほかにも、熱帯雨林地域の植林は

温帯地域などで実施するより3倍もの効果が見込める

という研究結果も同時に出ています。

 

一見、植林活動の良し悪しについての

見解であるようにも思えますが、

どちらも肯定し、視野を広げて考えてみると、

場所をよく選んで実施することが重要ともいえるでしょう。

 

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植林活動/日本はどれだけの活動を行っている?

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この50年近く、日本国土の7割は森林が占めています。

 

日本といえば地震が多い国でもあり、

森林が豊富にあることからも古来より

日本の建築には木材が使用されてきました。

 

そのため古くから日本では植林が盛んであったと言え、

現在本の森林の約4割が植林されている「人工林」となっています。

 

近年は地球温暖化問題も重要視されてきたことから

様々な企業が植林活動を行なっています。

 

ただ、増やすだけでも問題はあります。

 

木が密集してしまうと

太陽光が十分に浴びれないため、

各々の木が満足に成長できず、

二酸化炭素の吸収能力が下がります。

 

また日本は木材の文化といえども、

建築などの素材用に国産品はコストが高く

外材が使われていることから植林をしても

最終目的である商用用途へ流れる数量が少ないという現実があります。

 

伐採をすることで木の成長に繋がり、

結果として二酸化炭素の吸収量が増え、

強くしっかりと張られた根が土壌を守るので

決して植えるだけが植林活動とは言えないのです。

 

まとめ

地球温暖化二酸化炭素といわれれば

「植林で対策」というのが一つの解と言えますが、

世の中は全てバランスで成り立つもの。

 

サイクルを回していくからこその

効果の発揮ということが言えるでしょう。

 

そのためにもお財布には厳しいかもしれませんが、

国産の木材を積極的に採用するのも一つの対策と言えますね!