「うちの課のあの人は、いつも的確に指示だすよなぁ。」
「あの人は、仕事をテキパキこなすなぁ。」
「周りのことをいつも気遣っているね。」
みなさんは日頃、様々な人間関係の中にいます。
上司や同僚、ご友人、夫婦、親子、兄弟などたくさん挙げられます。
それぞれ周りの人たちを注意深く観察していると、みなさん個別に固有の特徴があることがわかります。
あなたは、「エニアグラム」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?
エニアグラムとは個人の持つ特性を9つのタイプに分類することです。
人間は9つの性格タイプがあり、すべての人はそのうちの1つに当てはまると言われています。
今回はそんなエニアグラムについてみていきましょう。
エニアグラムの9タイプはどんな特徴がある?
まずは、9つに分類することが出来るといわれるエニアグラム。
実際に9つのタイプは、どのように定義されているのでしょうか?
早速見てみましょう。
【エニアグラム:9つのタイプ】
- 改革する人~完璧主義者 → 特徴……正義の人、勤勉な人
- 奉仕する人~博愛主義者 → 特徴……尽くす人
- 達成する人~成果主義者 → 特徴……効率的な人、演じる人
- 個性を求める人~ロマンチスト→ 特徴……芸術家、ナルシスト
- 調べる人~研究者 → 特徴……距離をとる人、観察する人
- 忠実な人~サポーター → 特徴……従順な人
- 熱中する人~楽天家 → 特徴……楽しさと刺激を求める人
- 挑戦する人~チャレンジャー → 特徴……闘う人、支配する人
- 平和を願う人~平和主義者 → 特徴……決めない人、合わせる人
エニアグラムの診断とは?どこで出来る?
人間が9つに分類される。
ということは、当然「自分ってどのタイプ?」と気になる方もいるでしょう。
エニアグラムで分類される9つのタイプは、性格診断のようなもので分析することができます。
このエニアグラム診断により、自分はどのタイプ(思考や行動、強みや苦手)なのか、その特性を掴むことが出来ます。
ちなみにエニアグラムでは、性別、国籍、遺伝などは一切関係ありません。
AppleやGoogleといった世界的な大企業も研修でエニアグラム診断を採用しています。
中には、エニアグラムを個別でやってみたいという方もいらっしゃるかと思います。
その場合でもエニアグラム診断は可能です。
公式情報も含め、各サイト・ホームページでエニアグラム診断ができるようになっているものも多くあります。
たとえば「日本エニアグラム学会」では、どなたでも簡易的なタイプ診断をすることができます。(日本エニアグラム学会:簡易タイプ診断)
私自身は実際に診断をしてみて「なるほどなぁ。」と納得してしまったのですが、もちろん性格診断なんて…と、半信半疑な気持ちが浮かぶ方もいるでしょう。
しかし、大企業も採用しているエニアグラム診断。
少なからず参考になる分析結果を診ることが出来ます。
ぜひ試してみてください。
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エニアグラムの相性ってなに?
エニアグラム診断は企業の研修などで採用されたりしています。
これはなぜなのでしょうか?
まず挙げられるのは、自らの特性を知ること。
「自分にはこんな傾向がある。」と客観的な分析結果を参考にすることは、自分の得意なやり方、苦手なやり方、基本的な姿勢など把握することであり、自分が知らなかった自分に出会う機会でもあります。
客観的に自分のことを確認することで、ビジネスパーソンとしてどうしていくべきか?個人での仕事の進め方、チームとしての仕事の進め方を考えることができる、というわけなんですね。
また、自己分析的な側面とは別に、エニアグラム診断を使って他人との相性を診断することが出来ます。
例えば、エニアグラム的恋愛の組み合わせ…など!
エニアグラム診断から見る恋愛(&結婚)の良い組み合わせは、多数の結果があります。
ここでは、一部を紹介してみましょう。
- タイプ1「改革する人~完璧主義者」とタイプ5「調べる人~研究者」
自分にも他人にも厳しくなりがちなタイプ1は、研究者気質のタイプ5と相性が良いです。 - タイプ2「奉仕する人~博愛主義者」とタイプ8「挑戦する人~チャレンジャー」
人を助けることに喜びを感じるタイプ2は、己の道を突き進むタイプ8を上手くサポートできるという意味で相性が良いです。 - タイプ3「達成する人~成果主義者」とタイプ3「達成する人~成果主義者」
上昇志向が強いタイプ3同士はお互いのレベルが近くなり、恋愛も発展しやすいです。
こんな風に組み合わせがわかると、自分がどんなタイプの人と相性がいいのか気になっちゃいますよね。(笑)
最初に伝えた通り、エニアグラム診断は個人に留まらず大手企業にも注目されています。そのため、各媒体で相性診断の一覧を作ったりなんかもしていますよ。
ストレスなくお互いプラスアルファになれる相性一覧であったり、恋愛にフォーカスした相性一覧など…他にもたくさんあります!
エニアグラムからみる自分の適職とは?
エニアグラム診断では個人の持つ特性を診断できるのですが、それに伴ってその特性に合う適職も診断できるんですね。
自分が向いているものはどんな職業なのか?普段では思いつかない、実は向いているだろう職業なんていうのを知ることができます。
代表的にはこんなものがありますよ。
- 改革する人~完璧主義者
【適職】…職人、銀行員、医師、株式ディーラーなど - 奉仕する人~博愛主義者
【適職】…看護師、秘書、販売員、保育士、カウンセラーなど - 達成する人~成果主義者
【適職】…政治家、弁護士など - 個性を求める人~ロマンチスト
【適職】…クリエイター、デザイナー、小説家、心理学者など - 調べる人~研究者
【適職】…科学者、プログラマー、研究者、コンサルタントなど - 忠実な人~サポーター
【適職】…公務員、電車の運転手、銀行員、伝統や文化を守る仕事など - 熱中する人~楽天家
【適職】…テレビディレクター、テレビ司会者、カメラマン、ライターなど - 挑戦する人~チャレンジャー
【適職】…政治家、起業家、スポーツ選手、教師など - 平和を願う人~平和主義者
【適職】…公務員、レストラン従業員、ホテル従業員、介護福祉士など
実際に、自分の分類タイプのお仕事をみると、「やっぱりなー。」と納得したり、「え?意外。こんなのも適職なんだ。」と意外な発見をすることもあるでしょう。
信頼に定評のエニアグラムですので、適職の欄は思いのほか役に立つかもしませんよ!
まとめ
いかがでしたか?
性格診断や適性診断といった診断は、世の中たくさんありますが、エニアグラムは精度に定評があるようで多くの企業・個人に採用されています。
また、意外にもエニアグラムに関する組織で「日本エニアグラム学会」というものがあるんです!
1989年設立で30年近く活動している歴史ある学会です。
活動目的は”エニアグラムを通して、すべての人が、時分らしく自立し、同時に周りと調和する新しい生き方を支援する”といことです。
主な活動は、
などです。
ちなみに「日本エニアグラム学会」のホームページを見ると、学会の成り立ちなどはもちろんのこと、エニアグラムに関する書籍の販売や簡易タイプ診断もあるので、自分の特性を知ることもできます。
エニアグラムが気になる方や自分の特性を知りたいという方はぜひチェックしてみて下さいね!