「利己的遺伝子論」
この論の概要は「私たち人間は遺伝子の乗り物である」ということです。
『利己的な遺伝子』の著者リチャード・ドーキンスさんが広めた遺伝子論です。
あなたは「え?モテるとどう関係あるの?」と思ったかもしれません。
端的に言ってしまえば、こういうことです。
- 人間は遺伝子によって支配されているという考え。
- なので、どのようにしたら後世まで遺伝子を繋げられるかが重要
- では、能力の高い遺伝子を残せる人はどんな人? → モテる人!!!
(文字にすると恐ろしい…。)
今回は、この利己的遺伝子論とモテることの秘密について詳しくお話していきます。
遺伝子を残すために「モテ」を取捨選択
モテる秘密を理解するために、
まず利己的遺伝子について簡単に押さえておくいいでしょう。
遺伝子がモテを取捨選択していることがより分かるようになります。
利己的遺伝子論
「私たち人間は遺伝子の乗り物である」
こういった考えを持つには、ふつうに生きてては正直難しいです。
こんな考え方が出来るのだから、
学者・各先生方は、とてもおもしろいですよね。
(すごい)
冒頭でもお話したこの考えは、
遺伝子が次から次へと個体を乗り捨てているということを意味しています。
人間は、だれでも必ず最後は…亡くなります。
つまり、その生きていた個体は打ち捨てられることになります。
しかしその個体が、もし次の子孫を残していれば、
その個体が亡くなったとしても、次の子孫にその遺伝子が引き継がれるというわけです。
これは、遺伝子側からみれば、
「遺伝子が乗り物をいくつも乗り換えている」という状況なわけですね。
繁殖戦略
遺伝子には繁殖戦略というルールを持っているそうです。
つまりこのルールに従い、個体を操作し、「その遺伝子がどうすれば後世に効率よく残るか」を個体に命令しているのです。
これが利己的といわれる理由であり、遺伝子は「自分の遺伝子を残すんだ!」と奮起し、個体にモテるように振舞わせて、遺伝子を残る状況を作ろうとしているわけです。
この遺伝子が企てている戦略は、それぞれの人間が支持する人間、得意な分野、生活の細部に至る趣味嗜好に至るまで、"全て"遺伝子側の繁殖戦略ではないかとまでみられています。
「モテ」るためにはズバリ選択されろ!
ここまでで遺伝子が、それぞれ個体に「効率よく後世に遺伝子を残すためにふるまわせている」というところが伝わったかと思いますが、これこそがモテに繋がっていきます。
男性の立場からすれば、「能力・魅力の高く後世も残せる遺伝子あること」を示す必要があり、女性の立場からすれば「能力の高い遺伝子を選ぶ」必要があるということです。
ここまでお話すると、こんな意見をもつ男性も出てくるでしょう。
「じゃあ、能力高くなくちゃダメじゃん。」
ココこそが、モテるためのポイント。
選択されるための仕組みを理解すればモテるは作れるということです。
詳しく見ていきます。
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モテる秘密:遺伝子の仕組みでどんな人間かわかる
モテるモテない話は、特に男性サイドで話題になることが多いと思います。
という勝手な意見ではありますが、まずは男性サイドから見ていきましょう。
男性にとって、モテるということはどういったことでしょうか?
ここでは遺伝子の観点から見たモテるとは何なのか見ていきます。
これには、さきほど言い換えた「能力・魅力の高く後世も残せる遺伝子あること」の言葉を更に考えていくと見えてきます。
この言葉を分解すると
- 能力・魅力の高い遺伝子
- 後世にも残せる遺伝子
この二つの遺伝子力があることがわかります。
1つめの「能力・魅力の高い遺伝子」。
能力がある人や魅力がある人には、誰でも魅力的で惹かれるような力がありますよね。
つまり、他よりも優秀であることがある状態です。
この状態をあなたが持ち得ていることによって、人が集まってくる状態、この場合でいえば、女性にモテる状態を作ることができるわけです。
続いて、2つめの「後世にも残せる遺伝子」。
後世に残すということは、単純に自分の子どもが出来る…までで終わってはなりません。遺伝子の考え方からいえば、ずっと遺伝子が残り続けていかなくてはならないので、その子どもも後世に遺伝子を残せられるようにできることまでもポイントなのです。
つまり、生きている個体=人間に置き換えれば、モテる子どもを育てられる力があるか、ということを意味します。
これを踏まえて、例を挙げてみましょう。
- 学問ができる
- 頭の回転が早い
- 筋力がある
- スポーツがある
- 話がうまい
- お金を生み出す力がある
- 人間関係を築くことができる
などなど、挙げていけば魅力的な部分はたくさんありますよね。
端的に言えば、こういった状態に自分が達しさえすれば、モテ状態を作り出すことが可能になるということです。(アプローチ部分においては、また長くなるので割愛します。)
そして女性サイド。
優秀な遺伝子を選ぶ側の女性についても、利己的遺伝子論の観点から見ると、利己的に男性を選んで、自分の遺伝子が後世によりよく残すこととなります。
つまり、後世にまでよく残る遺伝子を選んで、繁殖を行うことが必要です。
言い換えれば「より能力が高い遺伝子を残そうとする。」ということを意味します。
そのため、相手の遺伝子が残るから繁殖するのではなく、自分の遺伝子が残りやすいから、その能力の高い男を選ぶということです。
遺伝子がモテる相手を選んでいるということです。
遺伝子は、何が何でも自分の遺伝子のコピーを残し続けたいのです。
だからこそ、何としてでも質のいい相手を見つけないといけない、というのが遺伝子の至上命令かもしれません。
男性にとっては、気になる女性にとってモテる相手に映ることが大切。
女性にとっては、その男性が本当にモテる相手であるかを見抜くことが大切。
ここを意識していけば、モテるを実感として感じることができるようになるでしょう。
まとめ
私たちは日々生活している中で、まさか遺伝子に体を乗っ取られて生きているとは考えていないものです。
でもその仕組みを理解することは、「モテる」を作れる第一歩です。
今回ご紹介したのは、私がモテる理由について考えたり調べた中で納得のいった説をご紹介しました。(し、実際にそれで私は恋人を作ることができました。)
モテたいと考えるあなたに役立てられたら嬉しいです。