昆布って美味しいですよね。
美味しいですし、なんだか健康にも良い気もするので、私は尋常じゃなくお味噌汁に昆布を投入しているタイプでした。
しかし、食べ過ぎはNGなんです。。。(衝撃)
あまりに衝撃的だったので、昆布が栄養たっぷりで優秀なことを再確認しつつ、食べ過ぎがダメな理由を今回は解説していきます。
昆布は栄養たっぷり!食物繊維も豊富です。
昆布には、たくさんの栄養素が含まれています。
そもそも昆布に限らず海藻全般にはたくさんの栄養が含まれており、普段食べる食事にも取り入れようとよく言われていますね。
まずは昆布にどれだけ栄養が含まれているのか見ていきます。
昆布に含まれる栄養
・食物繊維
昆布には特に食物繊維が多く含まれています。
昆布の食物繊維は水溶性で、アルギン酸とフコイダンと呼ばれるものが含まれています。
昆布って粘り気がでるときありますよね?
その粘り気の元になる栄養素です。
食物繊維は便秘改善でも有名であり、免疫力の向上やコレステロールの低下などにも期待されています。
・カルシウム
昆布には意外にもカルシウムをたくさん含んでいます。
その量、なんと同量の牛乳に比べて7倍とのこと。
カルシウムは骨や歯の成長にも欠かせない栄養素で、お子さんの成長には欠かせないものです。
他にもカルシウムにはイライラを抑える効果を期待されています。
大人になると仕事などでイライラが溜まる機会も増えますので(笑)、カルシウムはぜひ大切にしてあげてください。
昆布にはビタミンB1も多く含まれています。
豚肉に多く含まれている栄養素であり、豚肉は疲労回復に効果があると有名ですよね。
豚肉ほどではないにしろ昆布にはビタミンB1が含まれています。
昆布にはビタミンB2が多く含まれています。
ビタミンB2は肌を綺麗することでも有名で、美容効果の期待値が高い栄養素です。
・ヨード(ヨウ素)
昆布などの海藻にはヨードが多く含まれています。
ヨードは甲状腺機能に必要な栄養素であり、タンパク質の生成や細胞の活動に必要不可欠です。
カルシウムと同じく、子供の成長にも欠かせない栄養素でもあります。
これだけ栄養が含まれていると、たくさん食べればいいじゃないか!と感じますが、食べ過ぎNGな理由は、この昆布に含まれているある栄養にあります。
それはヨードです。
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昆布は栄養豊富だが食べ過ぎNG!ヨードの摂りすぎが危うい!
昆布の食べ過ぎNGな理由は、昆布に含まれている栄養のヨードが関係しています。
そもそも何事も食べ過ぎは良くないですが…。笑
ヨードという栄養は、不足してもいけないですし、摂取しすぎても良くないというバランスが大切な栄養素です。
まずヨード不足に陥ると、成長阻害や味覚障害を引き起こすことがあります。
逆にヨードを摂りすぎると、バセドー病や甲状腺機能の低下を引き起こすことがあります。
こと日本人の場合、そもそも海藻をよく食べる習慣があるので、意識しなくても十分、または摂りすぎになっているケースが多いのです。
なので、むしろヨードの摂りすぎに注意をする必要があります。
一日に必要とする量
厚生労働省発表の「日本人の食事摂取基準」では、ヨウ素は推定平均必要量が1日0.095mg、推奨量が1日0.13mgとされています。日本では、海藻や魚介類を多く摂取する食習慣があるため、必要量に対して十分にヨウ素を摂取していると考えられます(1日約1~3mg)。
資料:環境省_ヨウ素について
厚生労働省や環境省の発表にもあるように、私たちが一日に必要とするヨードの量は0.095mg、そして推奨量が0.13mgです。
そして今回話題とする昆布1gには1,000μg以上は軽く含まれているのです…。
これは、お吸い物や出汁(だし)1~2gだけでも簡単に0.08~0.15mgを摂取することができるので、知らないうちに十分に摂取出来ていることになるのです。
※ 1μg = 0.001mg = 0.000001g
昆布など海藻類が体にいいことは、多くの日本人にとって周知の事実でしょう。
しかし、昆布出汁に具材が昆布、そして昆布サラダ、昆布ご飯…、と昆布に偏った食事を摂ってしまうと、ヨードの過剰摂取に繋がってしまうのです。
このことから、特にヨード過剰摂取に気を付けるためにも、昆布を習慣的に軽く摂取する、といった方が体には優しいといえます。
昆布に含まれている他の栄養分を更に取り込みたい場合は、他の食材と合わせて食べるのがいいということですね!
まとめ
昆布にはたくさんの栄養が含まれています。
しかしその中に含まれているヨードという栄養は、日本人の海藻を習慣的に食べる文化から見ると、多く場合、よく摂取されている栄養素です。
ヨードは過不足のバランスが大切な栄養ですので、昆布から栄養を沢山摂取するよりは、色んな食べ物から栄養を摂る方が吉だということを意識しましょう。