大人のとれんでぃ

大人になって「あ、あまり世の中のことに興味持っていないな…」と焦った時にちょっと世の中の新しいことが分かるブログ。

映画「かんかん虫は唄う」は、いつの映画?あらすじや本などもご紹介

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かんかん虫は唄うという映画を知っていますか?

 

私は、初めて知りましたが、

とても興味のそそられるタイトルです。

 

今回は「かんかん虫が唄う」とは、

一体どんな作品なのか調べてみました。

 

1931年公開の映画で、

初代監督は田坂具隆さんが務めました。

 

田坂さんは、

戦争の中で映画界を盛り上げた1人です。

 

広島で被爆しましたが、その後も復活し、

合計50作品以上にも上る数々の作品を世に送り出してきた人物です。

 

その後を継ぐように、1955年公開された

「かんかん虫は唄う」の監督を三隅研次さんが務めました。

 

では話題の

「かんかん虫は唄う」という映画とは、

どんな内容なのか?

 

かんかん虫とは、

ドックゲートに入ってきた

船の錆落としをする労働人のことを指します。

 

舞台は横浜の波止場。

巷では、お札つきの不良「トム」14歳が主人公です。

 

原作者の自伝的な要素が混じった作品になっています。

 

【スタッフ紹介】

監督:三隅研次

脚本:犬塚稔・吉田哲郎

原作:吉川英治

企画:浅井昭三郎

制作:酒井箴

キャスト紹介

清水富彦:勝新太郎

お光:峰幸子

奈都子:三田登喜子

神崎陽一郎:伊沢一郎

菊枝:中村玉緒 他

 

映画「かんかん虫は唄う」のあらすじを大まかにまとめました!

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公式サイトからのあらすじとして紹介をしておきます。

 

波止場に働くトム公と呼ばれる

船の錆落とし人夫の若者が、

多数の孤児と無実の先生を救うために、

敢然と起って悪徳ボスをやっつける、

わかい正義と純情がありなすヒューマンな痛快活劇!

資料『KADOKAWA

 

以下、私がおおまかに感じ取ったあらすじで、

まとめてみました。

 

かんかん虫と呼ばれている労働人の中に、

トムという不良少年がいます。

 

彼が仕事をしていた船の名前は「笹戸丸」。

 

その船で、高瀬商工会の

槙子夫人の腕輪(うでわ)がなくなった

と騒ぎがありました。

 

疑われたのは、愛生園の岡田先生。

トムの目撃により、

岡田先生は無実でありながら

拘引されてしまったのです。

 

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トムの母は病人で、父は休暇中で横浜にいました。

トムは、そんな父と会うも、

口論やいき過ぎた行動により

とうとう警察につかまってしまいます。

 

その後、脱出しお光の家で

匿ってもらいながら生活することになったのです。

 

問題になった

高瀬邸の腕輪事件のいきさつを

刑事に問いかけたが、

刑事は逆に高瀬側に詰められてしまい、

ピストルを向けられる始末。

 

トム達も、その時来て邸内で大乱闘が起こります。

勝ったのは、トム達。

 

拘束されていた岡田先生も自由になりました。

 

無実も晴れた先生も、トムも、

かんかん虫としての仕事に戻ることになったというお話です。

 

映画の上映時間はおよそ76分となっています。

 

かんかん虫は唄うは本も出ています!

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吉川英治さん原作の

「かんかん虫は唄う」は、

1990年9月11日に初発行されています。

 

出版社は、講談社で税込み924円にて販売。

 

どこの書店でも買い求めることが可能で、

2011年~は電子版も開始しています。

 

ページ数は、360ページと平均的で、

手に取りやすく読みやすい本となっています。

 

原作者の吉川英治さんは、

1892年に横浜で生まれ

「かんかん虫は唄う」の舞台にもなっています。

 

1960年には、文化勲章を受賞しましたが、

その2年後に亡くなっています。

 

有名な作品は他にも、

宮本武蔵」「三国志」など

歴史をテーマにした作品が多々あります。

 

「面白かった」という感想と、

「すっきりしない終わり方だったので、

続編が気になる」といった感想も見受けられました。

 

まとめ

  • かんかん虫は唄うは、1931年、1955年に映画化
  • 原作者は横浜出身の吉川英治さん
  • キャストは、勝新太郎さん・峰幸子さん・中村玉緒さん等が登場
  • 概要は不良少年による、勇気ある行動が描かれたヒューマン作品
  • 現在、電子版も発売されている

 

かんかん虫と言われているのは、

船に虫のようにくっついて

ハンマーで叩く音と様子からそう言われているそうです。

 

作品がすっきりしない終わり方だった

という意見には、当時掲載していた

出版が廃版したという理由も書かれていました。

 

今では、モーターや電動機によって行われている錆落とし。

 

時代とともに、

かんかん虫という仕事は

消失しているのが残念です。