大人のとれんでぃ

大人になって「あ、あまり世の中のことに興味持っていないな…」と焦った時にちょっと世の中の新しいことが分かるブログ。

H3ロケット有人飛行が実現されるか?開発状況、H2Aとの違い調査

スポンサーリンク

H3ロケットとは

宇宙航空研究開発機構(通称JAXA)と

三菱重工が共同開発中の使い捨て型の液体燃料ロケットです。

 

三菱重工にとっては約30年ぶりとなる

新型のロケット開発ともなり、

同社内での技術継承のためにも

重要な開発として位置付けられています。

 

 

もちろん三菱重工内だけでの問題ではなく、

日本の今後の宇宙開発にとっても

重要な位置づけとなる開発であることは

間違いがないと言えるでしょう。

 

2022年現在は

有人飛行は実現化しておりませんが、

将来は有人飛行を見越して開発中となっています。

 

ロケットの打ち上げには

莫大な費用が必要となりますが、

各国では宇宙開発にしのぎを削っており、

低コスト・高安全性・積載能力の強化などの

様々な能力を強化したロケットを開発しています。

 

また民間人の宇宙旅行

現実化しつつある中で、

商業ベースに乗せるためには

打ち上げに必要なロケットの能力アップと

コストダウンが重要な課題であるともいえます。

 

さてそんなH3ロケット

現在の開発状況はどのようになっているのでしょうか?

H3ロケットの開発状況は?

f:id:sasaic10:20220130030352j:plain

この20年間、日本では

H2A」ロケットが使用されてきましたが、

打ち上げ費用の削減や安全性の向上、

年間の打ち上げ数の増加を図るべく

H3ロケットの開発が計画されました。

 

H2ロケットの改良版としてではなく、

全く新しい設計概念に基づいたロケットとして

2014年、開発がスタートしております。

 

日本では初めて

機体の設計・開発段階から民間企業が

主な役割を果たす方式を取り入れています。

 

スポンサーリンク

 

 

 

専用部品ではなく汎用部品も

積極的に使用していくなどの方法も

取り入れながらさまざまな

コストの削減に努めた開発となり、

商業ベースに乗せることを見越した開発が

進められたことから技術開発ではなく

「事業開発」とJAXAも見解を示したくらいでした。

 

 

2020年度内の試験1号機打ち上げを目標に

開発が進められてきましたが、

新型エンジンに技術的な課題が発見されたことから

一度は2021年度内の打ち上げ予定に延期されました。

 

しかし2022年1月、

新型エンジンの技術的課題に対しては

ある程度クリアはできたものの、

より確実な打ち上げを実現するために

2021年度内の打ち上げを見合わせる、

JAXAが発表ました。

 

現在は打ち上げ日に関しては

未定の状態となっております。

 

 

非常に残念な状況であり、

日本の宇宙開発の重要な礎となるだけに

関係者の方々の落胆は想像を絶するものであるのではないでしょうか。

 

スポンサーリンク

 

 

 

H3ロケットH2Aロケットは比較するとどんなところに違いがあるの?

f:id:sasaic10:20220130030609j:plain

H3ロケットの前身はH2ロケットとなりますが、

その違いはどこにあるのでしょうか。

 

まずは全長

H2ロケットはAとBがありますが、

それぞれ53m・56mの長さに対し

H3は63mと一回り大きくなっています。

 

そしてロケットの心臓部と言えるのがエンジン

H3ではロケットの1段目に使うエンジンを

「LE-9」と名付け新規に開発しています。

 

世界のロケットにおける失敗の半分程度は

エンジン周りにあるとされ、

エンジンの信頼性を高めることは

確実な打ち上げに欠かせない要因とされました。

 

信頼性が高く簡素なエンジンとするために、

燃料をタンクからエンジンに送り込む方法を変えました。

 

エンジン構造自体をシンプルなものとし、

結果的にコストも下がったそうです。

 

また最も異なる点は、

H2AH2Bロケットは飛ぶ際にSRBと呼ばれる

小型の個体ロケットブースタが必要でしたが、

H3ではSRBなしでも飛ぶことができる点です。

 

実際にはSRBは取り付けされるものの、

なしでも飛べるということは

必要最低限で済むことでもあるため、

設置数や総重量の削減に

結果としてつながることが挙げられます。

 

また燃焼設備が減らせることで、

打ち上げ場所などの選択肢も

増えることがメリットと言えるでしょう。

 

 

総じてH3は

H2シリーズよりも性能が上がっている、

と感じられますね。

 

まとめ

 

心臓部と言える

エンジン部分の不具合が解消されないのか、

まだ試験打ち上げの目処すら立たないH3ロケット

 

日本の技術継承・宇宙開発に

欠かせない技術となるだけに、

1日でも早い打ち上げの実現を願うばかりです。