大人のとれんでぃ

大人になって「あ、あまり世の中のことに興味持っていないな…」と焦った時にちょっと世の中の新しいことが分かるブログ。

日本「化石賞」受賞2回目。日本の地球温暖化対策の現状は?

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2021年11月2日、日本は、イギリスで開催されている気候変動に関する国際会議「COP26」で、環境NGOの「気候行動ネットワーク(CAN)」より「化石賞」を授与されました。

 

賞をもらうことは、良い事柄のように見えますが、「化石賞」については、地球温暖化など気候変動対策などに消極的な国だと認められた場合に送られる不名誉な賞なのです。

 

この受賞に対して様々なコメントが上がっています。

日本は実際のところ、温暖化対策はどんな現状なのか?本当に消極的なのか?

 

実は日本の温室効果ガスの排出量は減少傾向にあることは事実です。

 

しかし、だからと言って優秀な成績であるか、と問われれば、一概にそうとは言えない状況ではあります。もちろん、様々なコメントで指摘のあった通り、温室効果がガスの成果を数字だけで見た時に、日本が化石賞をもらうほどなのか?というのは、個人的には疑問が残ります。

 

今回の出来事を機に、今一度、日本の地球温暖化対策や自分たちにできることについて詳しく確認してみます。

 

 

日本の地球温暖化対策の現況

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日本において地球温暖化対策の現状はどうなっているのでしょうか。

 

「グリーン・リカバリー」世界各国が現在掲げているもの

まず近年の経済不況を受けて、多くの国々が現段階で掲げている方針は「グリーン・リカバリ」。

グリーン・リカバリーの概要は、コロナ禍からの経済復興策として環境を重視した経済策を取ろうという方針です。

 

主なポイントは2点。

【グリーン・リカバリーのポイント2点】

  1. 地球温暖化対策の国際協定である「パリ協定」の達成に貢献すること
  2. 国連のSDGs(持続可能な開発目標)の達成にも一致した施策を実施すること

資料『「グリーン・リカバリー」とは

 

つまり世界が今、地球温暖化対策と経済対策を融合して目指しているのは、「復興経済政策をとりつつ、同時に「持続可能な社会」の実現に向けて走り、復興前よりも更に前進した社会にしよう」という姿にある捉えることができます。

 

とはいえ、この考え方はヨーロッパ中心に提唱されているもので、日本も認識しているもののこれから実現に向けた議論をしていく必要があるのが現状です。

 

ちなみに具体的にザックリいうと、グリーン技術開発(エネルギーシステム、自動車、水素)や充電インフラ、水素関連技術開発の支援をして、景気を刺激しつつ地球温暖化対策をしようという感じです。

日本も最近水素技術を使ったバスや車など話題になることが多いですよね。

 

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日本の現在地点

日本を含む世界が現在2020年以降の気候変動に関しての国際的な枠組みとして、そもそも共通認識しているのは、京都議定書の後続となる「パリ協定」です。

 

【パリ協定で世界共通の認識となった目標】

  1. 世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より低く保ち、1.5℃に抑える努力をする
  2. そのため、出来る限り早く世界の温室効果ガス排出量と(森林などによる)吸収量のバランスをとる

資料『第5節 地球温暖化の進行 - 国土交通省

 

これが地球温暖化に対する対策の基礎の考え方みたいなものです。

 

 

さて、コレを踏まえて現在の日本はどのような状況なのでしょうか?

 

冒頭でお話した通り、2020年の資料では、日本の温室効果ガスの排出量は減少傾向にあると結果が示されています。しかし、日本人の一人当たりの温室効果ガスの排出量は、世界で3番目に多く、世界平均より高い数値にあります。

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資料『第5節 地球温暖化の進行 - 国土交通省

 

温室効果ガスの排出量削減に対しては、中期と長期の目標を立てていますが、中期は2030年度に2013年度比46%削減を目指すとしていますが、減り方の数値を見るとすごく厳しい現状があります。

 

というのも、2013年から2019年の6年間で約2億トン減らすことに成功し、2019年の結果は12億トンでした。

 

2030年には8億トンを切ることが目標です。

2019年の数字から計算すると、あと11年で4億トン強減らさなければなりません…。

今の対策や、国民の過ごし方では「キッツ!」というのが伝わるかもしれません。

 

さらにその20年後には0トンを目指しているわけですから、現在の生活を保つのであれば、3~5倍努力しなければいけないのが現状です。

 

日本の温暖化対策に向けた技術開発

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我々一個人のちりつも(塵も積もれば山となる)もとても大切なことですが、大きな躍進をするためには、技術開発が重要です。

 

日本という1つの国単位、そして企業でいえば、交通・住宅・オフィスなどの低炭素化技術開発、再生可能・分散型エネルギーの低炭素化技術開発、バイオマス・循環資源低炭素化技術開発、省エネ商品の開発、水素技術の開発などにも積極的に力をいれています。

 

水素バス、水素自動車、電気自動車、EVタクシー、冷暖房システム、風車、地熱発電バイオエタノールの生産、電池で動くミニショベル、住宅用吸着冷凍機etc…。

 

最近聞いたことあるものもありませんか?

このようにして、色々なところで技術開発・検証がどんどんと進んでいるので、これらの技術の完成度が高まれば、令和2年10月に国会で、菅元総理が演説で述べた「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラル、脱炭素社会の実現」を目指すことも、現実味が出てくるでしょう。

 

まとめ:技術開発も大事。生活でちょっと気を付けるのも大切。

正直、化石賞に関しては、私も日本が2位になるほどなのか?と疑問は持ちますが、地球人の1人として、温暖化は他人事ではないと感じます。

温暖化した先の未来を生きるのは、次世代を生きる子どもたちですからね…。

 

少しでも近い未来、大きな技術革新が起こることを期待したいところです。

 

そして私たち一人ひとりにも出来ることがたくさんあります。

 

電気をこまめに消す、水を無駄にしない、ゴミを出さないように意識する、再利用できるものを使うetc…。

 

毎日生活する中で訪れる選択の中、少しでも地球に優しいと思う答えを選ぶことも、大切な地球温暖化対策の行動に繋がります。

 

地球を守り、私たちの未来も守りましょう!(大げさか?笑)