培養肉を扱う関連銘柄は?3Dプリンターの相性抜群!?現在の問題点
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培養肉や培養魚肉の産業が
現在、盛り上がりを見せています。
今回は、培養肉を扱う企業の関連銘柄に関する点、見ていきます。
培養肉を扱う関連銘柄は?今が株式投資のチャンスか。
培養肉に対する盛り上がりは、
世界的な人口の増加が1つの背景として挙げられます。
2022年現在、
世界人口は約80億に達する水準まで迫っており、
2050年には90億人を突破、2100年には100億を突破すると言われております。
7月11日は【世界人口デー】
— 地球くん (@chikyukun) 2021年7月10日
1987年のこの日、世界の人口が50億人を突破したことから、人口問題への意識を高めるため国連開発計画の運営審議会が1989年に制定した。国連人口基金によると、2021年の世界人口は78億7500万人。2050年に97億人、2100年には109億人に達すると予測されている。#今日は何の日 pic.twitter.com/keB5Jk87Gs
他にも途上国、新興国での
経済成長の著しさも1つの背景としてあげられるでしょう。
豊かになった新興国では肉の摂取量が増え、
また先進国においても健康志向が高まることで
肉や卵などの動物性タンパク質の摂取が増える傾向にあります。
そこで問題となるのが食肉の供給。
従来からの家畜型の食肉生産では
供給が追いつかないという見方が増えており、
その背景をもとに活発化しているのが
人口で培養する「人工肉」への取り組みです。
日本においても議員さんが連盟を設立したりし、
徐々に関心が高まっているといえます。
12月3日、超党派の議員による「フードテック振興のための議員連盟」の設立総会開催。世界全体での人口増加に対して、食料不足の懸念も指摘される中、昆虫を原料としたり、大豆由来の人工肉などが注目されはじめています。これらフードテック関連の取組みをすすめるべく議員連盟の設立となりました。 pic.twitter.com/8GQjaxwiom
— 小宮山泰子 立憲民主党 (@komiyama_yasko) 2020年12月4日
さて、新しい分野の黎明期は資金が必要ですね。
新規事業に対し実行するものとは別に
資金を出すものがいたからこそ
近代の歴史が築かれてきたと言っても過言ではありません。
具体的には「株式投資」となりますが、
今株を持っていれば将来大化けして
帰ってくる可能性もあるかもしれません。
培養肉に取り組んでいる会社の代表的銘柄は以下の通りです。
日本を代表する食品会社がずらりと並びましたね。
各社が食料不足に向け
今まで蓄積したノウハウをもとに
培養肉の開発に鎬を削っている状況と言えます。
伸びる分野であることは間違いなく
投資に値する時期であると考えます。
無論、上記以外にも
さまざまな分野の会社が取り組んでおり、
また上記の会社が必ず株価が上がるというわけでもありません。
やはり自分で色々と調べた上で、
ここだと思うところを応援する気持ちで投資を行いましょう。
培養肉と3Dプリンターの相性が良い?印刷会社も注目か?
さて培養肉というのは端的に言えば、
動物の細胞を動物の体外で増やして作るものです。
現在では豆腐のステーキや
大豆の肉などが開発発売されていますが、
なかなか本物の肉に置き換わることは今のところなさそうです。
安かったからひき肉の代わりに大豆肉買ってみたけど
— トムトム (@tomtom72716) 2022年2月16日
味薄くて存在感ないな
培養肉の場合は
別の素材で肉を作るわけではありませんので、
その意味では本物の肉の代用品、と定義することができます。
本物の肉から作るのですが、
赤身の筋肉細胞から作るために
本物のような脂肪、血管などの繊維が揃わず、
食感が本物より劣ると言われておりました。
そこで筋肉以外にも
血管や脂肪の細胞を人口培養、
3Dプリンターで細い繊維状にしたものを束ねて
肉の塊とすることに大阪大学の研究者が成功しました。
細い繊維を重ねていく様が
金太郎飴の作り方と似ていることから、
「3Dプリント金太郎飴技術」と呼ばれているそうです。
『食肉通信』[代替肉」ではなく、「肉」そのものをバイオテクノロジーによって生み出すアプローチが「培養肉」。このほど阪大中心の研究チームが和牛肉の複雑な組織構造をCDプリンターで再現する「3Dプリント金太郎飴技術」を発表。今後の改善により、和牛の「サシ」まで再現できるようになる見通し。
— 外食産業記者会 (@kishakai) 2021年10月28日
3Dプリンター技術があったからこその
大きな前進となった出来事と言えますね。
この方法が商用にも転用可能となれば、
印刷会社も注目すべき銘柄となりますので
今後の動向に注視しましょう。
培養肉にはどんな問題点や課題がある?現時点の情報を調査!
培養肉が主流となれば、
畜産に必要な土地を確保するための森林伐採や
家畜動物の排出するオナラなどに含まれる
メタンガスの減少など、環境面の負荷が
現在の1割ほどに抑えられると言われています。
しかし問題もさまざま。
生成方法が確立されていない現状では、
その方法によっては、逆に環境に負荷を与えることにもなりかねません。
1番の問題はコスト面と言えます。
2013年に初めてオランダで開発された培養肉の
ビーフパティは、140グラムを作るのに
約3,500万円のコストがかかったそうです。
それから年月を経ておりますが、
なかなか量産化に向けた技術の確立には
至っていないのが現状のようです。
さまざまな世界の企業が
日々開発に勤しんでいることからも、
いつかはコスト面が商業ベースに乗る時が訪れるのは間違いないでしょう。
まとめ
今回は培養肉に関わる企業の関連銘柄について調べました。
- かたそうなのは、日本を代表する食品メーカー
- 培養肉は3Dプリンターで、繊維を束ねて肉の塊にすることが成功している
- 培養肉の問題点1番はコスト面
お肉は料理に欠かせないものですが、
食糧危機も騒がれつつある中で
培養肉が市販化されれば食糧危機の救世主となることは間違いありません。
開発には時間も必要ですが、お金も必要。
私たちも少額ながら、
人類の未来のために培養肉に取り組んでいる
企業の株を買うことも大事なことかもしれないですね。