ブリヒラの生産が今年から本格化し、食通やお店の間でもじわじわと人気を集めています。
ブリヒラは、ブリとヒラマサが交配することによって誕生した新しい養殖魚です。
新種で養殖なんて言葉を聞くと、ちょっと構えてしまうところですね…。
ただ!
ブリヒラは、そもそも自然の海でもたまに誕生し、その存在は確認されていて、安全面でも問題はないということだそうです。
気になりますね…。さっそくチェックしていきます!
ブリヒラとはどんな魚?
資料『ベイシア』
ブリヒラは、ブリを母親、ヒラマサを父親にもち、2種の長所を併せ持った養殖魚です。
自然界の天然魚として、稀に(出会うのが珍しいが近海などで釣れるそうです)姿をあらわすブリヒラ。
そのブリヒラが今回、ニュースでも人気上昇中と話題になったのは、世界で初めてクロマグロの完全な養殖に成功した近畿大学によって養殖魚として誕生したというストーリーをもち、小売りや外食業界から商材として注目されているからなのです。
両方の長所をもつブリヒラは、特に夏のブリの代替えとしても期待されています。
夏を旬とするヒラマサは、従来、ブリの代替魚として受け入れられてきました。
しかし、ブリヒラはそのヒラマサの約半分の期間1年から1年半で3キロまでに育つため、より多くの方に届けることが可能になります。
ブリヒラはどんな味なの?
ブリヒラの味を一言で表現すると、「意外とさっぱりだが、魚の甘みがすごく噛めば噛むほど美味しい」がピッタリの様です。(東京すしアカデミーより)
というのも、ブリ特有の強い旨み・脂乗り、そしてヒラマサ特有の歯ごたえ、変色のしにくさを併せ持っているところが特徴的なのでその表現がぴったりなんです。
つまり、ブリヒラは、味や脂感から食感まで双方の旨みを1口で感じることができる上に、変色しにくく成長も1年半と早いため魅力的なお魚なんですね。
実際に2021年6月16日に大阪市で開催された、飲食店関係者向けの展示会に訪れた経営者の食いつきもよく「食感がしっかりしていて脂ののり良し」「味が濃い」などと好評な評価を受けています。
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ブリヒラの値段は?どこで購入できる?
資料『ベイシア』
ブリヒラは「ベイシア」がいち早く注目し、その販売を開始しています。
今年の6月には全店舗で販売をスタートしていましたが、なんと売れ過ぎて一時販売を停止していました。(すごい笑)
ので、最近までブリヒラを購入するのは中々難しい状況でしたが、11月から販売を再開しています。
ちなみにベイシアでの販売価格は、刺身用のサク100グラムで税込み494円、にぎりずし1貫あたりが86円~302円の予定です。
(ちなみに6月時点だと、お造り7切れ税込み429円、寿司5貫429円という予定もありました。)
続いて「銀のさら」。
こちらも期間限定商品として9月から販売されています。こちら銀のさらの宅配ですと、ブリヒラは11月30日(水)までで1貫220円で販売されていますが、数量限定での入荷のため品切れになった場合はお届け終了となります。
現状としては、11月末の販売終了前にぞくぞくと各店舗で売り切れが発生しているようなので、食べてみたい方は早めに要チェックです。
続いて「蔵ずし」。
こちらも期間限定で「ぶりひら」と「ゆず漬けぶりひら」として販売しています。どちらも11月3日(水)~11月14日(日)までで220円で販売されています。
他にも、近畿大学の水産研究所がもつ店舗でも食べることができます。
関西では大阪店、関東では銀座店があります。
・大阪店:大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪ナレッジキャピタル6F
・銀座店:東京都中央区銀座6-2 先東京高速道路山下ビル2F ※ 銀座コリドー街
まとめ:ブリヒラはいいとこ取りの期待魚だった
ブリヒラを今ハイブリッド魚として注目され、夏のブリ代替え魚として活躍の期待感を感じます。
食べてみると、ブリの脂感とうま味が口に広がり、噛み応えもあるのでますます口の中で甘みの広がりを感じさてくれるでしょう。(ヒラマサよりも軟らかい。)
今年から期待株のブリヒラ、ぜひ食べてみてください!