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在任1日で100万円支給…国会議員への文通費とは?何が問題なのか?

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皆さんは「文通費」という言葉を聞いたことがありますか?

 

2021年10月31日投開票の衆議院選挙で当選した新人議員ら121人に対し、在職が1日にも関わらず10月ひと月分の文通費100万円が満額支給されていたことで大きな話題になりました。

 

通常、開票は20時ごろに行われるので単純計算で4時間の勤務をしただけにもかかわらず、100万円貰えていたということで世間では批判の声が上がっています。

 

実はこの文通費には、日割りで計算して支給するといった制度がなく、1時間働いただけでも満額支給されるという問題点があります。

 

ただ、文通費と言われてもなかなか馴染みのない言葉でよく分からないという方も多いと思います。

 

そこで今回は、文通費の内容や問題点について詳しく紹介していきたいと思います。

 

 

文通費は国会議員の「第二の給料」!?その内容や問題点を紹介

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ここまで文通費という言葉を使っていましたが、これは略称であり、正式名称は「文書通信交通滞在費」と言います。

 

そして、この文通費がそもそも何かについてですが、国会議員の給与にあたる歳費とは別に毎月100万円支給されるものになります。

 

名目としては、議員活動に必要な書類の印刷代や電話代、郵便代、交通費などに当たりますが、領収書の提出は法規上定められていないため、事実上議員が自由に使うことができるお金となっています。

 

このように文通費は使い道の報告や残金を返済する義務がないため国会議員の「第二の給料」とも呼ばれています。

 

こうした文通費は交通費などとして使われることもありますが、実情としては飲食代や議員事務所スタッフへの小遣いなどとして使われることも多いそうです。

 

また、文通費は税金から賄われているので、一般人からすると常識からかけ離れていると批判されるのも当然ですよね。

 

ただ、文通費の1番の問題点は「日割り計算」をしないことにあります。

 

この問題が世間の注目を受けたのは、2021年の衆議院選挙で当選した日本維新会の新人議員の暴露に始まります。

                          

その中では、

「10月が31日の一日しか任期がなかったのに、 “文書通信交通滞在費”は1か月分の満額100万円が支払われた。」

 

としており、10月1日から国会議員として働いた人とわずか数時間しか働いていない人に同額の文通費が支給されていることが判明し、世間から問題視されるようになりました。

 

このように文通費には日割りで計算するという仕組みがなく、いわば税金の無駄遣いとも言える状態に陥っているのです。

 

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文通の他に国会議員にはどのようなお金が支給されているのか?

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ここまで、文通費の内容や日割りで計算がされないという問題点について紹介してきました。

 

文通費に関しては、月100万が支給されており、年間では1200万円支払われていることになります。

 

しかし、国会議員に支払われているものは文通費のみならず他にも存在します。

そこで、他にどのようなものが国会議員に支払われているのかを紹介します。

 

まず国会議員の基本的な給料ですが、歳費と呼ばれており毎月130万1000円とされています(「国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律」より)。

 

年間で換算すると約1600万円程度になります。

また、歳費とは別に期末手当(ボーナス)として年間約600万円支給されています。

 

さらに、国会議員の立法に関する調査研究活動を行うため必要経費として支給される「立法事務費」という費用もあり、月額で65万円、年間で780万円が支給されています。

 

このように国会議員に対しては基本的な給料だけではなく、政治活動に関わる様々な費用が支給されています。

 

今回紹介した文通費や立法事務費などはかなり昔に法律で規定されたものであり、使途が明確にされていないなどの問題点が複数指摘されており、最近では改正に向けた動きも活発化しています。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は文通費の内容や問題点、国会議員に支給されるお金について紹介してきました。

 

国会議員の仕事は国民の代表者としての責務があり、昼夜問わず活動する大変な仕事です。

そのため、高い給料をもらうことは適切かもしれませんが、今回のように1日勤務しただけで100万円支給されるのは疑問を感じる方も多いと思います。

 

こうした費用は私たちが働いて納めた税金から支給されているため注目度の高い話題だと思います。

今後は適切に支給されるような仕組みづくりが行われるように期待したいですね。