せっかく、リーダーの位置についたのに、なかなか部下との関係が上手くいかない。チームがうまく回っていない。
その悩み、もしかしたら、それはあなたの行動が原因かもしれません…。
あなたは普段知らないうちにこんな行動をしていませんか?
- 注意の仕方が誰かの受け売り
- 任せっぱなしでほったらかし
- 部下に対して気を遣いすぎ
この記事では部下との関係を良好にするために、普段なにげなくとっているNG行動を理解し、改善方法を紹介します。
部下が見る上司のNG行動とは?
NG行動1:注意の仕方が誰かの受け売り
仕事をしていると、部下に対してミスや間違いを指摘しないといけない場面があると思います。
その指摘の仕方を部下はしっかり見ているんです。
指摘をする際に、あなたも昔上司から同じような内容で指摘された経験から、同じ言葉を使ってしまいがちです。
しかしその言葉はあなたの上司の言葉や考え方なので、普段のあなたとその言葉にギャップが出てしまいます。
受け手はそのギャップに違和感を覚えてしまって、素直に聞き入れづらくなってしまいます。
また他人の考えのため、あなたの考え方と少し違ったりすると矛盾や話に一貫性がなくなってしまいます。
部下に指摘する際は、
たとえ過去に自分が上司に指摘された内容であっても、
自分の言葉に置き換えて話しましょう。
また指摘する理由を明確にしておくことで、一貫性が出て芯の通った話しになるはずです。
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NG行動2:任せっぱなしでほったらかし
部下に仕事を任せてそのままほったらかしにしていませんか?
今の若者世代は子供の頃からスマホが当たり前の世代です。
わからないことがあればネットで検索し、自分で解決してというのを繰り返して育ってきました。
人に聞くより自分で調べて問題を解決してきたんです。
仕事でも同じで、上司や先輩に聞くよりもネットや社内の資料で調べた方が早いと思い、自己流で仕事を進めてしまうことも多々あります。
正しい方向に進めばいいですが、自分が思ってた結果ではなかったり、間違った方向に進んでたりすると、時間の浪費になってしまいますし、お互いのフラストレーションが溜まってしまいます。
任せるというのは、あなたにも監督責任があるわけですから、随時状況を確認しなければいけません。
ただ報告や相談を待つのではなく、自分から見聞きしにいくことが肝心です。
そうすると部下も相談しやすく、時間の無駄も省けるので結果的に時短につながります。
NG行動3:気を遣いすぎ
職場でのパワハラやセクハラが社会問題となり、上司と部下の関係も変わりつつあります。
ただパワハラなどを気にし過ぎて、過度に気を遣うのもあまりよくありません。
例えば、のみ会の誘いに関しても、パワハラなどを警戒するあまりまったく誘わなかったり、「嫌なら断ってもいいから」と前置きをつけながら誘ったりするのをよく耳にします。
部下としては遠慮が見えてしまうと逆に気を遣ったり、距離を感じてしまいます。
おそらく部下は嫌なら言い訳を考えて断ります。
なので、遠慮なく誘ってみてダメならダメできっぱり諦める方がお互いもやもやせずに済みます。
今の若者世代もみんながみんな飲み会が苦手なわけではありません。
誘われれば行くという若者も結構多いんです。
ただし、断られた際に理由など深堀りするのはやめましょう。
部下を育てるという意識を持とう
前述の3つの他にもNG行動はたくさんあると思います。
個人それぞれで苦手なこともあります。
どう対処していけばと思ってしまいますが、部下を育てるという意識を持てばおのずとどうすればいいかが見えてきます。
育てようと思えば、まずはその人のことを詳しく知らなければなりません。
指摘するときは、どうすれば成長につながるかを考えます。
仕事をどのように任せればその部下のためになるかを考えます。
もっとその部下のこと知りたくなり、のみに誘いたくなります。
育てるためには様々なことを考え、計画をたてていきます。
すると、次第にその人に詳しくなり、その人との距離も縮まるのではないでしょうか。
まとめ
ついやりがちなNG行動によって知らず知らずのうちに部下との距離が離れているかもしれません。
育てるという意識で向き合えば、どんどん部下のことが見えてきます。
一人の人間として向き合うという当たり前のことをするだけです。
お互い気持ちよく仕事をするために、一度自分の行動を振り返って改善できるところがないか見つめてみるのも1つの戦略だと思います。