2021年10月5日に正式リリースされたWindows11にアップデートをすべきかどうか悩んでいる方が多いと思います。
Microsoftが頻繁にWindows11へのアップデートを推奨していますので不安になっている方も多いのではないでしょうか?
2021年11月23日時点における私の意見ですが、Windows11へのアップデートは1~2年くらい様子を見た方がいいと思います。
Windows10のサポート終了日は2025年10月14日、Windows8.1のサポート終了日は2023年1月10日のため、急いでWindows11にアップデートする必要はありません。
<Windowsのサポート終了日>
- Windows10:2025年10月14日
- 1:2023年1月10日
- Windows7:2020年1月14日 (サポート終了済み)
IT訪問サポート20年経験、ISP業務経験の観点から、Windows11にアップデートは様子を見た方がいい理由をお話していきます。
Windows11アップデートは様子を見た方がいい
ここではWindows11のアップデートは様子を見た方がいい理由を挙げていきます。
Windows11の評価が少ない
Windows11がリリースされたばかりのため動作の評価が少ないです。
そのためどのようなメリットとデメリットがあるのかはっきりせず、最初にWindows11を導入した方が実験台の状態になります。
パソコンの動作が遅くなる可能性
Windows10からWindows11へのアップデートを行うとパソコンの動作が遅くなる可能性
があります。
Windows Vistaをご利用された方はご存じかもしれませんが、Windows Vistaは当時のパソコンの性能が全く合っていなかったため、パソコンの動作が極端に遅くなってしまいました。
Windows10からWindows11へのアップデートは、Window10を上書きする形になるためパソコンの状態によっては動作が遅くなるかもしれません。
Windowsに不具合が発生する可能性
Windowsアップデートによって不具合が発生しパソコンが動かなくなる可能性があります。
上記の通りWindows10からWindows11へのアップデートは、Window10を上書きする形になります。
そのため元のWindows10やパソコンの部品などに不具合があったりすると、アップデートに失敗したり正常に動作しなくなったりする可能性があります。
使用中のアプリや外部機器に不具合が発生する可能性
現在使用中のアプリや外部機器に不具合が発生する可能性があります。
Windows11がリリースしたばかりの時期は、それぞれアプリや外部機器などでWindows11の対応が進んでない事により動作しなくなる事があります。
Windows11の操作性が良くない可能性
Windows11の操作性が他のWindowsより良くない可能性があります。
Windows8を経験の方はご存知かと思いますが、Windows8は非常に操作がしづらくデスクトップ画面の開き方さえも分かりにくい状態でした。
そのため約1年後に使いやすさなどを改善したWindows8.1がリリースされました。
Windows11も1年くらい使いやすさの評価をよく確かめた方が無難です。
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Windows11にすぐにアップデートしたい方へ
Windows11にすぐにアップデートをしたい方は、まずはWindows11の評価を確認することが重要です。
2021年11月23日時点でのWindows11の評価
私がサイトで調査した結果、以下のようなWindows11の意見がありました。
<メリット>
<デメリット>
- アプリの起動が非常に面倒
- ファイルプロパティ(右クリックメニュー)が分かりづらい
デメリットは右クリックメニューなど使いやすさに難がある意見が多かったです。
Windows11のアップデート手順
Windows11に今すぐアップデートをされたい方は、以下の手順で無償アップデートを行う事が出来ます。
1.以下のURLにアクセスし、サイト内の「今すぐダウンロード」をクリックする
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows11
2.ダウンロードしたアプリ「Windows11InstallationAssistant.exe」をダブルクリックする
3.Windows 11 インストールアシスタント画面が表示されるので、「同意してインストール」をクリックする
あとは指示に従ってインストールが完了するまで待ち続けます。
Windows11に対応していないPCに注意!
残念ながらWindows11に対応していないPCがあります。
今回はWindows11対応PCのCPU制限が厳しく、2017年以前のPCはアップデートできない可能性があります。
<Windows11対応CPUの一覧サイト>
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ubiq/1334310.html
サイトを見てみると2018年以降(2017年は一部)のCPU搭載のPCがアップデートに対応しています。
<未対応PCでPC正常性チェックを行った結果>
まとめ
Windows11が正式リリースされましたが、他のWindowsのサポート終了まではまだ期間がありますので、慌ててアップデートを行う必要はありません。
現在Windows11未対応のアプリや外部機器も多いため、もう少し様子を見た方が良いと思います。
操作性の問題でWindows8の再来との意見もあり気になるところです。
またWindows11のCPU制限が厳しいためアップデートそのものが出来ないかもしれません。
余談ですがMicrosoftは「Windows10が最後のWindows」とアナウンスしましたが、突然撤回をしてWindows11をリリースしました。
私の業務上Windows11の操作を覚え検証もしないといけなくなり、負担が増えてしまいました。